マッスルくさかのちょっこしイイ話｜くさか接骨院 院長のブログ

おはようございます。


先日

今年フィジーク大会に

初出場を予定されている減量中の方に

「いざ減量してみると、思ったように身体が絞れない。
職場の飲み会とか 付き合いとか いろいろあってペースが乱れるし、減量がうまくいくか不安です。」

という相談があり

そのことについて書きます。


じつは

私も20代の頃

同じことで悩みました。


当時

私は初めてボディビル大会に

出場するため減量をしていたときの

ある日、

職場の同僚達が

私に内緒で飲み会に行っていたことを

あとから知ったとき

とてもショックをうけました。


いま思うと

減量中の私に気をつかって

内緒にしてくれていたのだと

思いますが


私は

なんだか無視をされ

裏切られたような孤独感と減量のツラさで

いったい私は何を目指してるのかな。。


‥と疲弊していきました。


しかも

優勝を狙って初出場した

ボディビル大会では

優勝はおろか

散々な結果で

本気で落ち込みました。


そして

ボディビルが嫌になりました。


本当に嫌になりました。


筋肉つけるとか

腹筋が割れるとか

もうどうでもよくなりました。


そして

ジムを退会し

トレーニングをやめました。


それからというもの

とくに趣味や熱中することもなく

毎日

仕事を終えてから寝るまでの間

お菓子やお酒をちびちびやるのが

ささやかな楽しみになりました。


昔のトレ仲間が

ジムに戻ってくれば？

と誘ってもくれましたが‥


とてもそんな気にはなれませんでした。


ひとって

不思議ですね。


トレーニングをやめたら

すぐに怠惰な生活に慣れてしまい

それが

どんどんエスカレートして

私の体型は

まるまると変化していきました。



腹囲110㎝、体重105kg、体脂肪率40%超（29歳頃の私）


この頃の私は

お菓子とアルコールの完全な中毒でした。


このままだと

身体に良くないということは

百も承知でしたが

一度ぬるま湯に浸かった私は

自分を変えることはできませんでした。


そして

そのトレ仲間が

ボディビル大会に

出場することになったため

私は応援に行くことにしました。


応援しながら

ふと思ったことですが

そういえば私もトレーニングが

楽しいなぁ。

‥というときもあったはずなのに。


なんで

トレーニングが嫌いになったんだろう⁈


しばらく考えると

答えが見つかりました。


それは

結果を出すため

我慢に我慢を重ねていたことが原因でした。


例えば

筋肉をつけるためには

プロテインを飲まなきゃいけない。


トレーニングをサボったらダメ。


残業とかで

ジムに行けなくなると

逆にストレスが溜まったりして‥。


当時の私は

考え方が窮屈になっていたのですね。


私は一度ボディビルが嫌になり

やめましたが

怠惰な生活を繰り返していくうちに

自分がどんどんダメになっていくのも辛くなり

35歳からトレーニングを再開させることにしました。


そして

38歳からボディビル大会に

再び挑戦していますが（現在43歳）


ボディビル大会に挑戦するときに

私がいつも意識していることが

ひとつあります。


それは

目標に向かって

我慢をするのではなく辛抱をすること。


我慢と辛抱は同じような言葉だけど


我慢は

いつか限界がきてしまいますが


辛抱は

己が成長するために必要なことであり

それは

いい意味でクセになるように思います。


もう我慢の限界だ！ということはあっても

もう辛抱の限界だ！ということはありませんよね。


自分の人生だから

どう生きるかは自由なんだけど

自由だからこそ

人生のかけがえのないものを見つけ

そのために辛抱することが

私は楽しいのだと思います。


今年

大会に向けて頑張っている方は

辛抱をしたら

その行動を褒めてあげてくださいね。


それがきっと

ステージ上で報われることになりますから。




〜おわり〜




では最後にお待ちかねの川柳です。




我慢はね

すればするほど

ツラくなる



辛抱は

すればするほど

クセになる



大会は

出れば出るほど

ためになる



byくさか

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